うれしいお言葉～写真について

イマジンプラスの私のギャラリーのカンテサンスには、
ゲストブックを置いています。
先日、とても嬉しいお言葉が書き込まれていました。


「思わず息をのみました。
barkさんの頭の中をこっそりのぞいてしまった気分です。」


カンテサンスに展示している写真は、
特にテーマを設けずに
ランダムに（適当に）貼っています。
「これは撮っておきたい」と思ったものは
とことん追っかけて、
どう写真にすれば、わかりやすいか？
本質を捉えることが出来るか？
を最重要視して、いままで撮りためてきました。

写真を仕事にしているおかげで、
自分の大昔の写真を見る機会も多いことから、
その時々の気分や、
仕事のディレクションに流されて撮影したものが、
月日を経たときに、色あせて見えることを
常々、感じることが多いんです。
これは、あくまで私見ですが、
やはり、被写体の本質をシンプルに
余計なことをしないで、写真にしているほうが
確実に、時間の経過とともに
輝いて見えてくるように思うんです。

おそらく、皆さんは、
私が、どうしてあんなに単純に
撮影を重ねているのか、
疑問に思う方もいるかもしれませんが、
加工したり、大げさな演出をするよりも
被写体を丁寧に直球で狙う、
つまり、一枚一枚を、きちんと
「被写体ありき（被写体があって始めて成立する）」
なものにすることが、
自分の中で、残り続ける写真になることを、
身をもって感じているからだと、思います。

もちろん、その時々で
いろんな作風を極めながら
どんどん新しい世界を撮り進め
己の引き出しを増やし、極め続けることが
できれば、それはそれで素晴らしいんですが、
写真に関しては、先人達の例をみても
それが、非常に難しいことであると思っています。
（ピカソが、真剣に写真に取り組んでいたら
いったい彼が、作風の変遷とおなじく、
どんな変化とともに、作品を残していたか、
興味はつきませんが。。）


あ、それと、、
ついでに、、
写真のプロポーションなんですが、
「ポートレート」ギャラリー用の撮影が
終わった頃（約１年半前）から
特別なことがない限り、
ずっと正方形で形にしているんですが、
もちろん、インで写真をお渡しする際に
比率を説明することが、
少し面倒に感じていたのと、
（外人さんにproportionとかratioとか
言ってもなかなか分かってもらえなかったりｗ）
正方形であれば、
そのままテクスとしても、使いやすいのは
みなさん、ご存知のとおりなんですが、
もうひとつ、理由があって、、、
みなさんは、何気に正方形の
テクスというかSSになじみがあると思うんですが、
この正方形の比率というのは、
きわめて写真っぽい表現であると思っています。
（これもあくまで私個人の意見です）
基本的に人は両方の目で
空間を捉えるために、普通に見える範囲は
横長が自然であると思います。
にもかかわらず、見えるはずの両サイドを
見えなくするという行為は、私の中では
「これを注視しています」宣言に他ならないんです。
つまり、なるべく一枚の写真には、
一点集中で臨む、意識の現れです。
そうしながら、シンプルに一枚一枚を
作っていくことで、純粋な記録・・（記憶ですね）
を積み重ねているって感じです。
（一点集中ってことでライフルスコープな
丸にしてみたりも、しましたが、、
なんか別の意図が見えるような
誤解も与えそうだし、使いにくそうなので
やめましたｗ）

そんな正方形の写真達を、
dazaiさんの作ってくれた
有機的なものを感じる素晴らしい建物に
お気に入りのオブジェクトたちと
閉じ込めています。

まさに「頭の中」という言葉をいただいた瞬間、、
なんだか、それを感じて頂いた、、というより、
頭の中を、こっそりのぞき見られたような
不思議な気分を味わったというわけですｗｗｗ

poco Topazさん、ほんとにありがとうございました。

な、わけで、まだご覧になってない方も、
ぜひ、お時間あれば、お立ち寄りください。

Nax Sofaも、ギャラリーの内側の部屋で
好評発売中です！


あ、それと、、ここだけの話なんですが、
実は、ギャラリーの下の写真の
廊下のスーパーコンピューターｗｗは、
触るとflickrのページに飛ぶんですが、
モニターにはめている写真は、
現在、鋭意開発中の３Dスナップショット＾＾です。
試行錯誤している段階ですが、
インベントリーに隠しておくと、忘れてしまいそうなので
試作品一号を披露しておきますｗ
視差のある２枚の写真を利用して、
なんとか立体に見せようという
なんとも、力わざなものですが
うまくいけば、かなりいい線いくはずなんですｗ
忘れてなかったら、見てみて下さいｗ

下手な文章、、長くてすみませんｗｗ
ふ～～＾＾