Tuesday, September 30, 2008

アバターの本物の「写真」を作る方法

アバターの本物の「写真」を作る方法

昨日の写真を御本人にプレゼントする為に、
珍しく写真を加工していて、、
ふと、思ったんですが、、

SSを画像ソフトで画素数を少し増やして
インクジェットプリンターでフィルムにネガ出力して、
そのネガを使ってリアルな印画紙にプリントすれば
なんと、ちゃんと本物の写真になりますね、、

実際、アメリカなんかでは、
プラチナプリントの原版を
作るのにインクジェットプリンターを
使ってることが多いし、、

おそらく、そういった個展が
リアルに開催される日も近いでしょう、、

現実に目の前にあることの証でもあった
写真というものが、
大きく変わる瞬間かもしれません、、

もしかしたら、
アバターの高額なプラチナプリントを
部屋に飾っているお金持ちは、、、、
既にいるかもしれませんねww

額装までしてますが、、これなら10L$です。

Forgotten Villageのボス

Forgotten Villageのボス

いつも翻訳や、新しいLMでお世話になっている
Shojiさん、、最近SSにはまってて、、
とても味のある素晴らしい写真をいくつか
撮ってらっしゃるんですが、、

彼が最近はまってるスポットが
Forgotten Village
そこのお店を経営されて、シムを構築なさった方が、
ハンガリーのクリエーター達のボスらしくて、、
仲良しらく、、
(ハンガリーといえば、Coltさんが座ってた
歯車の人形椅子が有名ですね)
「蛇を体に巻いて、皮膚がただれてるよ、すごいよ」

Shojiさんの言葉に、
bark Arbusが、激しく反応してしまいました。


骨格を感じさせるシェイプと、額のしわ、、
ケロイド状になった口元、、
割れためがねの奥でこちらを睨む充血した眼球、
壊死したように変色した手、
非常に精巧な水牛のネックレス、、
AOも素晴らしく、、
久しぶりにポーズ台から降りて頂きました。
タバコの煙が目にしみてる?
SSでそんな細かいこといっちゃいけません、、
脳に、しみているんですから、、

彼は撮影が終わると、
おそらくは売れ筋であろう
商品をすごくたくさん送ってくれました。

緑のコケが生えたロッキングチェアーや
使い古してるんだけど、
決して臭わないソファー、、
座りなおすもじもじしたポーズ、、
こだわっているところどころに、、
彼の優しさと愛を感じました。

SLって、言葉のコミュニケーションがとれなくても
その人の作ったものや空間を味わうと、
なんだかその人と、ゆっくり話をしたかのような
独特な感覚になりますよね、、

ありがとう、、
ハンガリーのおじさま、、
ほんとは、インテリですっごい優しい顔してるでしょ?

あなたは私の友人です。

追伸
魔よけの代わりにPORTRAITS Gallery
彼の写真8枚全てを貼ってます。
すぐ、別の方が入ってくるのでお早めにw
もう、歩く場所も無くなりました。
Galleryの箱を作っていただいたKatatiさんには
申し訳ないんですが、
倉庫ギャラリーになっちゃいました。
でも、倉庫状態、、けっこう気に入ってます。

Monday, September 29, 2008

Diane Arbusに憧れて、、

Diane Arbusに憧れて、、

Diane Arbusの写真と出会っていなければ、
写真を職業にすることはなかったと思います。

いい写真が、必ず持っている
おどろどろしい情念や、もののけのような、
言葉にできないたくさんの要素を、
激しく写真に求めて、、
フリークスや、双子などの被写体に迫り続けて、
自ら命を絶ってしまった女性Photographer、、

私が、SLの中で、変態探しと称して
一風変わった被写体を好むのも、
彼女の写真の影響であると思います。

彼女は人の視線の貪欲さと冷酷さを、
最も知っていた人なのかもしれません、、
(顔は見つめなくても、写真となったものには、
いくらでも視線を注ぐ人間の業も、、、)

昨夜、昔から雷神でお会いしていたcroma
さんの双子の姉妹を撮らせて頂きました。



今回はカラーで、きれいに、かわいく、、
Diane Arbusとは、ある意味、、
対極にある表現です。

次回のPRIMODEに出演交渉しました。
快諾して頂きました。
Cromaさん、ありがとうございます。

すでに一年間、In-Worldで双子で踊っている
お二人の狂気を写真に収めるつもりです。

もちろん、手をつないで、、、

Sunday, September 28, 2008

昨夜のPORTRAIT撮影

昨夜のPORTRAIT撮影

昨夜、、、、今朝です、、、
Gionのプロデューサーの
Sammyさんを撮らせて頂きました。
先日のライブでお世話になり、
なんどか、お会いして、上質なスキンと、
いつも質感のあるスタイリングに、、、
モデルになっていただこうと、狙っていましたw

もう、、人です。
人の写真を見るときに感じるものと
同じものを感じてしまうのは、
わたしだけでしょうか?

ビルの屋上にそれっぽいブランド名を付けて
ビルボードすれば、、
もしかしたら、街行く人々は、、
視界の端に、何も違和感を覚えないかも知れません。
(SL経験者だけは、透明テクスの重なりが、
気になるでしょうけど、、)

一年前は塗り絵のような
アバター達ばかりだったのに、、、

モノクロームの肖像を撮り始めた頃、
おそらく、リアルな写真と変わらないものが
近い将来、SLにおいても撮れる様になると、
予想はしていましたが、、

Snapshotとデジタル写真とアナログ写真の
境界はすでに無くなりつつあるのかもしれません。

空中のInstallationについて

空中のInstallationについて

コメントのやりとりも含めてこちらを御覧ください。
もう、何も申し上げることはございません。

Bottle Galleryについて

Bottle Galleryについて

以前のSNSの抜粋より

「人類の文化は、真似をする過程で生まれた
クリエーションによって進歩してきました。
(もちろん時々、天才がどこかからやってきて、
いっぱい進歩させちゃったりもしますが、、)

ものに触れたとき、それが真似であることを
忘れられた瞬間に、
それは新たに真似をされる文化となります。」

SL5Bというイベントで
ボトルの形状のInstallationを見ていた私は、
編集が終わったPRIMODEの本を前にして
個展会場用に、それを真似することにしました。
すぐにJoyさんにスカルプテッドプリムの
相談をしました。

わたしは、がんがん真似をします。

写真の初期のトレーニングでもそうですが、
この「真似」をする過程で
いろんなものが生まれることがあるからです。
その過程や結果において、
先人の作ったものを超えていくことこそが、
真の意味でのクリエーションだと私は考えます。

Mermaid Templeに於いて、
会期延長で好評頂きました
PRIMODEのBottle Galleryは、
現在、私の実家の上空で漂流しています。

PV

Phantasmagoria走馬灯について

Phantasmagoria走馬灯について

走馬灯ギャラリーにkatatiさんが、
寄稿してくださったものに対する
コメントの抜粋
より

「SL世界に多く見られる素晴らしい
インスタレーションに、
どこかアバターのぬくもりが感じられず、、
もちろん、みなクールでクリエーティブで
それぞれ、とても素晴らしいのですが、、
どこか、腑におちない、、
もっとSLならではの、
アバターから構成される、
アバターのための、
アバターによるインスタレーションの方法を、
ずっと、心の中で模索していたように思えます。」

そんな頃に、
有料になったばかりのblack swanの
今はなきブラックボックスの球体のインスタレーション
に出会い、走馬灯のイメージが固まりました。

すぐに、WangRenさんの振り向く子猫の
カメラに正対するパーティクルの仕組みを
取り入れるべく、彼女に相談しました。
明滅を繰り返し、パーティクルのサイズ調整する
複雑なスクリプトを書いてくださいました。

kyotaさんとJoyさんのご協力により、
交通量の多いMermaid Temple上空に
160メートルのスケールで実現することができました。

走馬灯は、いまも、静かに浮かんでいます。

PV

Rain ~372pages Snapshot Album~

Rain ~372pages Snapshot Album~

Second Lifeを始めたころから踊っていた雷神で、
とてもエキセントリックな顔立ちで、
いつも大胆でセクシーなのに、キュートな、、、
不思議な魅力を持ったRainさんに出会いました。
毎晩毎晩、遅くまで打ち合わせをしながらの
約4ヶ月間の撮影期間でした。
WLのアップグレードでSSが撮れなくなったり
完成に近づいてから、写真の比率の間違いに
気付いたり、、いろんなことがありましたが、、
372ページの大作は、無事完成しました。
いまも、時々見返しますが、、
質、量ともに、、ストーリーを感じる写真集としては、
コレを超えるものは、なかなか出来ないでしょう。
SLの世界をさまよう一人の女性の、
オペラになっていると自負しています。
(オケは、付いてませんw)

Saturday, September 27, 2008

Black Swan Photo Contest一考

Black Swan Photo Contest一考

Joyさんに、教えて頂いたので、
SpaceNavigator強化月間ということで、
応募してしまいました。

ふと、思うのはこれほどメジャーなグループが
Photo Contestを開催するにあたり、
SLの外部のシステムを使うようになってしまったのは
Torley氏をはじめとするSLの牽引者達が、
ビューアー内でSSを扱うシステムを
育ててこなかったせいだと思っています。
それどころか、自分たちでこういったサイトを
ふんだんに使って、活性化させてしまってきたのも事実でしょう。
もちろん、ネットの方が先輩なので、
便利なのはわかるのですが、
もし、いま、FlickrやKoinupに掲載されている
カットがすべて10L$を払っていたならば、
もしかしたらプレミアムアカウントは、一人1シム、、
なんていう豊かな国づくりがなされていたんじゃない?
なんて、思ったり、、しながら、、
並びで応募されたフォトコン作品の水しぶきが
画像処理コンテストになってることを、、
気にしつつ、、寝ます、、
あ~でも、結構、Koinupの株とか持ってるかも、、
Linden一族、、

NHK総合「デジタルネイティブ」用ムービー

NHK総合「デジタルネイティブ」用ムービー

2008年10月放送予定の上記番組用に、
とある方からのご推薦を頂き、、
tadakuma氏にムービーを作成していただきました。

本放送でどのような扱いになるか、、
SLが、どういった扱われ方をするのか、、
とても興味深いです。

SNAPSHOT Gallery

SNAPSHOT Gallery

In-Worldにおける、風景、人物、静物等の
snapshotを展示しています。

建物中央から、モノクロームのアバターのポートレートを、
空中150メートルの高さまでInstallationしています。
中心にelevator chairを設置していますので、
座っていただいて昇降しながら、
見ていただくことも、可能です。

幅広いジャンルの作品を展示しています。
私の「Earth Wind & Fire」を感じて下さい。

PV

PRIMODE~プリム、その愛~

PRIMODE~プリム、その愛~

http://slurl.com/secondlife/Tryggvason/59/232/1994

Photo/Bark Aabye
Styling&model/Chocolate Arashi

In-Worldを構成する「prim」という不思議な存在を
116ページの写真集にまとめました。
ギャラリー会場は、Joy Kurosawa氏による
ボトルのスカルプテッドプリムです。
日本のSLガイドで週間&日割りの
アクセスランキングで、
ともに一位を獲得しました。
200L$にて、販売中。
現在、vol.2の準備に入っています。

PV
http://jp.youtube.com/watch?v=lwxxI1bjVeM


Phantasmagoria~走馬灯~

Phantasmagoria~走馬灯~

http://slurl.com/secondlife/Mermaid%20temple/126/124/801

思い出深いアバターのモノクロームの肖像120体以上を、
160メートルの球体に閉じ込めました。
明滅するポートレートと、中心に鎮座する胎児は
3D仮想空間の現在、過去、
そして未来を表現しています。
日本のSLガイドにおいて、
週間&日割りアクセスランキングで、
ともに一位を獲得しました。

PV
http://jp.youtube.com/watch?v=gG_fivqICkY

PORTRAITS

PORTRAITS

http://slurl.com/secondlife/Tryggvason/26/224/701
In-Worldで、一年間撮りためたモノクロによるアバター達の
ポートレートを140点以上収蔵しています。
リアルと同じ迫力で迫ってくるアバターのポートレート、、
是非、ゆっくりご覧下さい。

PV
http://jp.youtube.com/watch?v=RKOEfBHGGGg